Sunday, April 16, 2006

 

ボリビア政府、WTOサーブス交渉から水を取り下げることを要求

秋本です。
ボリビア政府は、2つの書簡をWTO本部に送り付けました。

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■ボリビア共和国WTO特命大使から、水の撤回を要求する書簡

2006年3月17日

WTO事務局長 殿

私は貴殿に、ボリビア共和国モラレス大統領が率いる新政府にとってきわめて重要な問題の一つに注目していただくためにここに書簡をお送りいたしました。その目的とするところは、すべての人に、水にアクセスする人権を保証するために、統合かつ持続可能な政策の一部として、すべての用途およびサービスにおいて自国の水資源を規制する各国の主権を再確認するためです。

その理由から、我々ボリビアは行政府内に水省(Ministry of Water)を設立いたしました。任務および構成については、添付のブックレットをご参照ください。

この点につきまして、私は、WTO貿易交渉委員会議長である貴殿に、我がボリビア政府から以下の要求を通知いたします。

* GATSにおいて飲料水に関するあらゆる交渉を中止すること。
* WTOが分類した155件のサービスから飲料水部門を取り下げること。

敬具

M.C. Guadalupe Palomeque de la Cruz
ボリビア政府WTO大使

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■ サービスにおいてオファーの撤回を要求する書簡

2006年3月17日

ハミド・ママドゥWTOサービス交渉議長 殿

私は貴殿に、特別セッションでサービス交渉委員会内で配布されている以下の文書を正式に撤回するボリビア政府の決定を通知するために書簡をここにお送りいたしました。
* 2005年10月27日付TN/S/O/BOL/Rev.1 of 27 October 2005(条件付改定オファー)
* 2003年9月29日付TN/S/O/BOL of 29 September 2003(条件付初期オファー)

本書簡を加盟国に配布してくださるよう宜しくお願い申し上げます。

敬具

Guadalupe Palomeque de la Cruz
ボリビア政府WTO大使

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